気持ちを込めて

気持ちを込めて

「手作りのおやつ」と聞くと、どんなメニューを思い浮かべますか?

おそらく、大多数の人が真っ先に思い浮かべるのは、「家族が自分のために作ってくれた、愛情の込もった手作りおやつ」ではないでしょうか。

作ってくれたのは、お母さん、お婆ちゃん、中にはお父さん、おじさんだったり、「お兄ちゃんやお姉ちゃんが友達用に作っていたのを味見させてくれた」というおこぼれだったり、人それぞれでしょう。

その手作りおやつの思い出がきっかけで、自分もまた誰かのために作ってみたことがある、作ってあげたいと思っているという行動の一因になった人もいるのではないでしょうか。

手作りのものを食べさせる相手がいる、そう思うと「失敗できない、見栄えのいいものを食べさせたい」と思うものです。

普段料理をしており、慣れている人でも、初めてお菓子や料理をした時は大失敗だった…という人も少なくないでしょう。

ですが、その経験も決してムダではありません。失敗したおやつにも、ちゃんとあなたなりの愛情や気持ちが込められていたはずです。

とは言え、失敗しないに越したことはありません。

もし、手作りおやつを誰かに作ってあげる時、失敗したくない、できるだけ見栄えのいいものを作りたいのであれば、「パンケーキ」をお勧めします。

パンケーキはレシピも簡単で、あらかじめトッピングも用意しておけば、そこから段取りなどで慌てることなく、初心者でも余裕をもって作ることができるからです。

それでも心配なら、まず自分が食べる用として練習しておくといいでしょう。

パフェやケーキなどは、練習で作るだけでも手間や材料費がかかってしまいますが、パンケーキはメインの材料はミックス粉だけで、いつでも気軽に練習できます。

華やかに見せるトッピングの材料は、本番の時だけ用意すればいいので、経費的にも心配無用です。

生のフルーツをたくさん用意するとコストがかかりますが、フルーツなら缶詰で代用することもできますし、生クリームを必死に泡立てなくても、市販のホイップクリームを使えば失敗することもありません。

少ない材料で簡単に作れるパンケーキなら、時間を気にしたり、段取りでつまづいたりすることもないでしょう。

しかし、手作りのおやつでもっとも大切なのは、そこにあなたの「もてなしたい、おいしく食べてもらいたい」という気持ちを込めることです。

あまり気負わず、まずは、たっぷりのバターとハチミツを添えた、シンプルなものから挑戦してみてはいかがでしょうか。